大学生のアルバイト面接、やはり何を聞かれるのかは大変気になるポイントですよね。
「頑張ります!」の熱意だけでは通りにくい、難しい質問が出てくる事もしばしば。そんな難しい質問には、なるべく事前に答えを考えておきたいもの。
今回は、大学生のアルバイト面接でよく聞かれる質問と、「なぜその質問をするのか」という面接官の本音、そしてベストな答え方例をまとめました。
よくある6種類の質問パターンはコレ
面接官によって質問される内容は様々ですが、大まかにタイプをわけますと、6つほどの種類になります。
多少の言い方が違っていても、面接官が聞きたい内容は同じです。
「どんな質問がくるか…」と心配しながら色々と考えるよりも、「面接官はこれを聞きたいんだ!」というパターンだけ知っていましたら、答えに困る事はありません。
大切なのは、「面接官はこれを聞きたがってる」という本音を知っておけば大丈夫! という点です。
それでは、順番に解説していきたいと思います。
質問パターン1.「急に休んだりしませんか?」
この質問は、バイトに入った後、急に体調を崩して休んでしまったり、連絡もなしにドタキャンしないかを心配しているという事ですね。
他のパターンとしては、「高校で部活は休まずに出ていたんですか?」や「学校の授業は休まずしっかり出ていた?」など、お休みに関する質問をされる事もあります。
これも、その人がどれくらい休みやすいのか、体調を崩したりしないかを見ている訳ですね。
こんな時の答え方は、やはり「ちゃんと休まずに頑張りました」的な答え方がベストです。
もし全く休まずに出ていたなら、それもしっかり伝えていきますと大きなアピールポイントになります。
「何度か風邪で休んだ事はありますが、体はわりと丈夫ですから、アルバイトもしっかり出勤できると思います」
「部活は朝練も夕方の練習もあってハードでしたが、ほとんど休まず続けていました。アルバイトも休まず頑張れる自信があります」
質問パターン2.「何年くらいバイトを続けたいですか?」
この質問は、入って数か月で「やっぱり嫌だから辞めます」と言ってすぐに辞められてはお店が困る…という本音が出ている質問ですね。
最近はドタキャンや急な退職が増えて、どこの会社も困っている事が多めです。
こんな時は、「しっかり長く働きたい」という気持ちを素直に話すだけで安心感を持ってもらいやすくなります。
ここで何年働くと答えたからといって、それが約束や義務になる訳ではありませんので、なるべく長めを答えておきますとプラスです。
「出来れば大学の間は辞めずに続けたいなと思っています」
「長期を希望しています。すぐに辞めるような事はしません」
質問パターン3.「学校の授業との両立は大丈夫ですか?」
この質問は大学生ならではです。学校とバイトの両立をする人がほとんどですから、やはり授業が増えるとシフトが減るという事があります。
また、授業が長引いてバイトに遅刻したり、バイトのしすぎで親や学校から苦情が来ないか…など、心配する事は色々とあります。
この質問への答え方のポイントは、大学の授業が何時くらいまでが多いのかを話す事です。
どの授業も16時までに終わるのであれば、17時スタートのシフトなら問題ありませんよね。
逆に、お昼シフトのバイトに大学生が応募してきますと、とたんに面接官は「授業は大丈夫か」と心配になる事が多いようです。
「単位はかなり取って、授業数は減っていますので問題ありません」
「テスト前は少しお休みを頂きたいですが、それ以外はしっかりシフトに入りたいと思っています」
質問パターン4.「何のためにバイトをするの?」
この質問だけを聞きますと、何か難しい事を聞かれているような気もしますが、要は「バイトでお金稼いで何をするの?」という点です。
特に希望しているシフトが長い場合や、時給が高い場合によく聞かれる質問です。
時給が低めのアルバイトや、シフトの短いバイトではあまり聞かれませんが、どちらにしても、それなりの「こういう事に使いたい」という理由が言えましたら、それでほとんど問題ありません。
ただし、パチンコや競馬などのギャンブル系、ちょっと複雑なワケあり事情などは避けておく方が良いでしょう。
「サークルで遠征などもありますので、なるべく貯金をしておきたいからです」
「趣味が〇〇なので、自分の趣味に使う分は、親の仕送りではなく自分で稼ぎたいと思っているからです」
質問パターン5.「職場は年上ばかりですが大丈夫?」
大学生のアルバイトの場合、ほとんどバイト先の先輩は年上ばかりです。
その先輩達と上手くやっていけるかどうかを心配しているという事ですね。
この質問には一つ、大切なポイントがあります。
そもそも笑顔でハキハキと、丁寧な敬語で話している人には、この質問がくる事はまずありません。
もしこれを聞かれたという事は、これまでの話し方で、面接官が気になる言葉遣いがあったのかも知れません…。
ここは、もちろん「大丈夫です」と答えるのが正解ですが、そのあとの話し方を少し丁寧な敬語で話してみた方が、良い結果になるかも知れません。
「上下関係の厳しい部活でしたので、先輩の言う事にはしたがって行きたいと思います」
「先輩に失礼のないように頑張りたいと思います」
質問パターン6.「他のバイトにも応募してる?」
この質問は、せっかく合格を出したのに、他社に行ってしまわないだろうか…という心配から出てくる事がほとんどです。
それだけ合格に近いという事ですから、なるべくなら「ぜひこちらに入りたいです」という希望を出しておく方が安全です。
この質問が出る時は、面接官の方も「採用しようかな」と考えている事がほとんどです。
もしこの会社が本命なら、それを素直に伝えますと、すぐに合格が出る事もあります。
逆に、他社が本命なら、他も受けているという事を言ってしまう方がいいかも知れません。
「他社も受けていますが、もし採用して頂けるなら、すぐに入社したいと思っています」
「他社も受けています。今週中には他も結果が出るかと思います」
まとめ
アルバイト面接での質問は、種類も多くて困りやすいですが、大きく分けるとこういったパターンになります。
もちろん一言一句を全部覚える必要はありません。
面接官が、本当は何を聞きたがっているのか(心配しているか)だけを知っておけば、答えに困る事は少なくなるかと思います。
ぜひ、面接官の本音と、良い答え方を知って面接に挑んでくださいね。
素敵なアルバイトとのご縁がありますように!