アルバイト面接では、色々な質問を面接官から受けることになりますが、その中でも答え方が難しいのはやはり「前のアルバイトを辞めた理由」ですよね。
答え方によっては、どうしてもネガティブな印象を与えてしまう事にもなりますので、なるべく失敗はしたくないもの。
嘘はいけませんが、なるべくポジティブな印象を持ってもらうための言い方を知っておくだけで、受かりやすさがアップします。
辞めた理由の説明例をまとめました。
人間関係があわなくて辞めたのは、そのまま言う?
辞めた理由で一番答えに困るのは、人間関係ですよね。
前のアルバイトの店長や先輩たちが大変厳しい人であったり、嫌な人間関係が多い職場でしたら、それを理由にして別のアルバイトに変えようというのも、もちろん一つの方法です。
ただ、やはり面接で素直に「前の仕事は人間関係が最悪だったので」といくら丁寧に説明しても、面接官にはなかなか理解してもらいにくいのが実際です。
最悪の場合は「この人は、人間関係が嫌だったらすぐ辞めるかもしれない」と思われてしまう事も。
そんなときには、別の理由を伝えておくほうが安全です。
辞めた理由の言い方例1.「ほかの仕事も経験してみたかった」
面接官に伝わりやすく、納得されやすい言い方は「他の仕事を経験したいと思ったから」が王道といえるかも知れません。
特に、前のアルバイトを数年間続けていた場合などは、やはり「色々な仕事を経験したい」という理由で辞める方も多くいますので、特にそれを理由にあれこれと突っ込んだ質問を受けることは多くありません。
逆に、前のアルバイトを数か月や数週間で辞めてしまっている場合ですと少し使いづらい退職理由になってきます。
そんな場合は、少し別の言い方を選ぶほうが良いでしょう。
「これまで経験したアルバイトは、主に家庭教師でした。来年からは就職活動が始まりますので、それまでに接客業のアルバイトを通じて、マナーや仕事の基礎を身につけたいという思いで、今回の仕事に応募しました」
「今までカフェや飲食店でのアルバイトが中心でした。私はスマホや家電が好きですので、それを仕事にしたいと思い、前のアルバイトを辞め、こちらの家電量販店のアルバイトに応募しました」
辞めた理由の言い方例2.「シフトや仕事内容が合わなかったため」
他の退職理由としては、「仕事があわなかったため」という理由もあります。
特に、短い期間で仕事を辞めてしまった場合には、これを使う事も多いかと思われます。
もちろん、この退職理由を伝えますと、「どういうところが合わなかったのですか?」という質問が返ってくる事がほとんどですから、それに対する答え方も用意しておきましょう。
その場合に、なるべく「同じ理由で退職する事はないです」という気持ちを伝える事も大切です。
「前のアルバイトは、体力的に思っていた以上に厳しい内容でした。腰に痛みを感じる事もあったので、体調を崩す前に違う仕事にしようと思って退職しました。今回は、体力を使わない事務の仕事をしたいと思って、こちらの求人に応募させて頂きました」
「前のアルバイトでは入社時に、なるべく夜のシフトは入らないようお願いしていましたが、入社後は夜のシフトがメインになっていました。このまま続けるのは難しいと思い、お昼シフトのみのこのアルバイトに応募いたしました」
辞めた理由の言い方例3.「時給が上がらない、合わない」
もう一つ、辞めた理由として使いやすいのは「時給があわない」という言い方もあります。
時給はそう簡単に毎年上がるものではありませんし、交渉しても上手くいかない事も多くあります。
そんなときに、実際にすぐに時給や月収を上げようと思いますと、今の仕事を続けるよりも、より時給の高い仕事へ変えてしまうのが近道です。
面接官もそういった部分はよく理解していますので、「時給が理由」という退職については、特にネガティブな印象を持たない事も多くなります。
また、単純に時給の高さだけではなく、入れるシフトの長さなども説明に入れておくと良いかもしれません。
「前のアルバイトでは、時給が低めでしたので一人暮らしが大変でした。時給アップもして頂けないという事でしたので、もう少し収入の高い仕事で生活費を稼ぎたいと思い退職しました」
「前のアルバイトでは、時給はこの仕事とあまり変わりませんでしたが、仕事が少なく、あまり長いシフトに入れませんでした。より長い時間、シフトに入って収入を増やしたいと思いましたので、夜シフトもあるこの仕事に応募しました」
まとめ
アルバイトを辞めた理由は、やはりネガティブな話題になりやすいですので、説明の仕方には注意が必要です。
人間関係についてはなるべく触れないようにしながら、時給や仕事内容について話すことで、面接もスムーズに進みやすくなります。
ぜひ面接をクリアして、素敵なアルバイトと出会ってくださいね。