アルバイトやパートの面接では色々な質問が出てきますが、特に面接官に言われて困りやすいのは「あなたの得意な事は?」という質問です。
得意な事があまり思い浮かばない事もあるでしょうし、「そもそもバイトに関係ない事を言ってもOKなの?」と疑問になってしまう事も。
今回は、そんなアルバイト面接での「得意な事」の答え方例をまとめました。
そもそも、本当に自分がただ得意なことだけを言えば良い? それともNG?
例えばコンビニのアルバイト面接で、「得意な事は何ですか?」と質問されて、「音楽をやっていますのでギターが得意です」と答えるのは、正解かNGか…と言いますと、やはり「NGになる可能性大」です。
この質問は、自分が好きな事や出来る事を聞いているというよりも、「この仕事であなたのどんな部分を活かせますか?」という意味で聞かれている事がほとんどです。
そのため、アルバイトに全然関係ない事を答えてしまいますと、面接官から「え?」という顔をされてしまう事もありますので注意が必要になります。
ある意味では「あなたの自己PRをお願いします」という質問とほとんど同じ意味という事ですね。
そのため、仕事でこんなことが出来そうですという所をアピールする答え方が一番になります。
仕事に使える特技なんて持ってない…という時は?
とはいっても、普通に生活していますと「すぐに仕事でつかえる特技」なんて持っている事の方が少ないですよね。
自己PRも難しいのに、「得意な事でそれをアピールする」と考えると余計に難しくなってしまいがちです。
しかし、この質問の答え方にはとてもシンプルなポイントがあります。
それは「どこの会社にでも通用しそうな、無難な答え方が一番安全」という点です。
得意なことを聞く質問で、感動的な自己アピールをする必要はあまりありません。
面接官も意外と「得意なことをもっと掘り下げて、この人の才能を知りたい!」と考えているような事はなく、ただ話の流れでそう聞いている事が大半です。
そのため、あまり長くならないように、無難であたりさわりのない答え方をして、次の質問に移ってもらうのが一番シンプルで確実な答え方になります。
得意な事は、どう答えるのが無難? 業種別の例文まとめ
どんなアルバイト、職種でもある程度通じる、「普通ならこう答えれば安全」という答え方は決まっています。
得意な事の答え方で、使いやすい例文を5つのパターンにまとめましたので、ぜひ、面接を受ける前にチェックしてみて下さいね。
使いやすい例1:「物覚えがいい」
■答え方の例■
「私は物覚えがいい方ですので、新しい仕事のやり方なども、早めに覚えられるのではないかと思います」
「記憶力がいい方ですので、なるべく早く仕事のマニュアルを読んでしっかり覚えたいと思います」
「学校でも暗記の教科は得意でしたので、仕事の方法も早めに覚えてお役に立ちたいと思っています」
■向いている職種■
→ほとんどどんなアルバイトでも使えます。よほど覚えるのが苦手な場合以外は、この答え方をしておけば安全かと思われます。
使いやすい例2:「明るい性格、人に好かれやすい」
■答え方の例■
「よく友人からも明るい性格と言われ、クヨクヨしない所がありますので、なるべく明るい接客を頑張りたいと思います」
「明るい性格で人からも好かれやすい所があると思いますので、接客の仕事でそれを活かしたいと思っています」
■向いている職種■
→接客や販売など、お客様と接する系の仕事や、電話を使う仕事などでは、このタイプの答え方の方が好印象になりやすくなります。
使いやすい例3:「忍耐強い、コツコツと続けられる」
■答え方の例■
「忍耐強い性格でもありますので、決まった作業をこなすのには向いていると思っています」
「コツコツと細かい作業をするのが得意です。これが活かせるお仕事かと思って応募させて頂きました」
■向いている職種■
→工場でのライン作業や、倉庫での軽作業など、黙々と作業を続ける系のお仕事に有利な答え方です。あまり接客系では使わない方が良いかもしれません。
使いやすい例4:「体力がある、身体が強い」
■答え方の例■
「大学では〇〇の部活をしていますので、体力には自信があります。△△のアルバイトなら、体力を活かせると思います」
「身体は小さい頃から丈夫ですので、急に体調を崩したり、お休みする事もないと思います」
■向いている職種■
→体力を使う仕事や、立ち仕事が中心のアルバイト、シフトが長めの求人ですと、使いやすい言い方です。
使いやすい例5:「時間にキッチリしている、真面目な所」
■答え方の例■
「時間にキッチリした性格ですので、遅刻はほとんどした経験がありません。シフトもしっかり守りながら働きたいと思います」
「よく友人からも真面目な性格と言われますので、アルバイトでもそれを活かせればと思っています」
■向いている職種■
→わりとどのアルバイトでも使いやすい言い方のひとつです。ただし、これを言ってしまうと遅刻しづらくなりますので、あまり自信がない時は避けた方が良いかもしれません…。
まとめ
得意なことを何か探して言おうと考えると難しくなる質問ですが、よくある答え方はいくつかしかありません。ぜひ、「自分ならこれが一番向いてるかな」と思う答え方だけ選んでおいて、本番では困らないようにしてみてくださいね。
素敵なアルバイトとのご縁がありますように!