初めてのアルバイト面接の場合、当日は一体どんな風に進めて、何をどう聞かれるのかも不安なものですよね。
アルバイト面接は、おおむねどこも似た進み方になりますので、失礼のないマナーや、自己紹介のコツを知っておくだけで合格率はぐっとアップします。今回は、初めてのアルバイト面接対策をまとめました。
アルバイト面接 まずは入口でどう言えばいい?
面接が行われるのは、ほとんどの場合、実際に働く職場になります。
店舗ならまずはレジや入口近くのスタッフの方に声をかける事になりますし、オフィスや工場なら、入ってすぐの受付でご挨拶をする所がスタートです。
特にここで声をかける人を間違えたからと言って、NGになる事はありませんが、「どう挨拶するか」はとても大切なポイントです。
どんな会社でも間違いないのは、「名前を名乗る+面接に来た事を伝える」のたった2つで問題ありません。
また、なるべく他のお客様の対応をしている人は避け、少し手の空いていそうな方を探して声をかけるのが安全です。
「恐れ入ります。私、山田と申します。13時からの面接にうかがいました」
「失礼します、山田と申します。15時の面接に参りました。ご担当者様をお願いできますでしょうか」
逆に、こんなパターンですと印象が悪くなってしまうので、なるべく避けておきましょう。
・入口で何も話さずに立っている
・誰かが声をかけてくれるのを待つ
・お客様対応をしているスタッフさんに、割り込む形で声をかける
・普通のお客様と一緒にレジに並ぶ
挨拶NG例
「こんにちは。面接に来たんですけど」
「すいません、面接ってどっちですか」
面接の部屋へ入った後のマナーはコレ!
いざ面接の部屋へ案内されますと、一般的には机と椅子だけが用意された場所で「こちらでお待ちください」とだけ言われる事がほとんどです。
ここで面接官を待つ形になりますが、やはりただ待つだけでも色々と迷いやすいポイントがあります。
失敗しないための面接前マナーは覚えておきますと安心です。
Q:コートや鞄はどうするのがいい?
A:まずコートは脱いでおきましょう。手で持つか、椅子にかけておきます。鞄は床に置いておくと確実です。
Q:もう座って大丈夫?
A:面接官が入って来るまで立って待つ方が丁寧です。面接官が来られたら「今日はよろしくお願いします」と挨拶し、「どうぞ」と勧められてから座ります。
Q:履歴書は用意しておく方がいい?
A:すでに履歴書を郵送しているなら、特に用意の必要はありません。まだであれば、机の上に出しておく方が良いでしょう。椅子に座ったらすぐに「よろしくお願いします」と言いながら履歴書を手渡せば問題ありません。
面接スタート!「では、自己紹介をお願いします」 どう話すのがベスト?
一般的な面接の場合ですと、まずは面接官から「それでは面接を始めさせていただきます。まず自己紹介をお願いできますか?」と言われる所が多めです。
自己紹介といいますと、何をどう話せばいいのか戸惑ってしまう事も多いかと思いますが、話し方はこの4つを順番に進めるのが正解になります。
<アルバイト面接 自己紹介の話す順序>
「まず挨拶をする →学歴と職歴の説明をする → 志望動機を伝える →『以上です』といって終わる」
もう少し具体的にそれぞれを解説しますと…。
面接での自己紹介の話し方例
1・自己紹介の最初の挨拶をする
「私、山田●●と申します。よろしくお願いします。自己紹介をさせて頂きます。まずは、学歴から説明させて頂きます」
2・学歴と職歴を説明する
「神奈川□□高校を卒業後、この4月に東京△△大学へ入学しました。現在1回生です」
「職歴ですが、これが初めてのアルバイトとなりますので、特にありません」
3・志望動機を伝える
「こちらのコンビニは大学からも近くて通いやすく、また、なるべく多くのお客様と接客できる仕事をしたいと思っていましたので、応募させていただきました」
4・以上ですと伝える
「以上です、どうぞよろしくお願いします」
もちろんこれ以外にも様々な言い方や、アピールポイントなどもありますが、それらは少し長くなりますので「もっと詳しく知りたい!」という方は、こちらの記事をぜひチェックしてみてくださいね。

自己紹介が終わった後は、質疑応答! どんな事を聞かれる?
簡単な自己紹介が終わりますと、次は面接官の方から色々な質問をされる事になります。
基本的には、質問された事に具体的に答えていくだけですので、素直な所を話していきますと問題ありません。
よくある質問としては、このような物が多めです。
「シフトはどのくらい入れますか?」
「急に休んだりする事はありませんか?」
「学校や部活との両立は問題ありませんか?」
「年上ばかりですが、敬語などは大丈夫ですか?」
「覚える事が多い仕事ですが、覚えるのは得意ですか?」
など…
こちらも、よくある質問例や、印象の良い答え方は高校生用と大学生用に分けて、それぞれ解説していますので、もし良ければこちらもチェックしてみてくださいね。


面接が終わったら退室します。その時の失礼ないマナーは?
面接官から「それでは面接を終了したいと思います、お疲れ様でした」と言われましたら、そこで終了になります。
「ありがとうございました」とお礼だけをして、部屋を出ましょう。
会社を出る際の様子も、実際にはチェックされている所が多いですから、ちゃんと職場を出る所まで気を抜かずに、良いマナーを心がけましょう。
・コートは会社を出るまでは着ずに、手に持っておきます
・スリッパをはいているなら、履物は元の場所へ戻しましょう(戻すそぶりを見せると、たいていは受付の方が対応してはくれますが…)
・会社を出るまでは携帯、スマホをいじらない方が安全です
・会社を出る際、フロアにいるスタッフの方々にも「失礼します」「ありがとうございました」などの挨拶をしますと好印象です。
合格、不合格の連絡はいつ、どうやって来る?
面接の結果については、面接中に「〇日ごろまでにご連絡します」と言われている所も多いかと思いますが、それがない場合は、おおまかに2,3日程度と考えておきますと良いでしょう。
1週間たっても連絡がない場合は、ほぼ間違いなく「不採用になった」と考えておいて間違いはないかと思います。
不採用の場合、連絡がない会社もまれにありますし、郵送での連絡になるため時間がかかるという会社もよくあります。
どうしても急いで仕事を決めたい時は、結果が出る前に他の会社にも応募をしておくというのもひとつの方法かも知れません。
採用の場合は、電話連絡が多いですが、メールで送信されてくる事もありますので、迷惑メールブロックの設定などはご注意を!
まとめ
初めてのアルバイト面接は、わからない事だらけですので、色々と心配になってしまう事も多いかと思います。
しかし、どこの面接でも流れはほとんど同じですから、「こう答える」「このマナーは気を付ける」と自分の中で決めておきますと、本番でも失敗せずにスムーズです。
ぜひ、素敵なアルバイトとの出会いをつかんでくださいね!