アルバイトに応募する時の履歴書で、意外と迷いやすい「学歴欄」。
特に、中学から書くのか高校から書くのか、卒業前の場合はどう書くのかなど、迷いやすいポイントがいくつもあります。
知らずに間違えてしまう事のないように、学歴欄の書き方で迷うポイントと解決法をまとめました。
学歴欄 1行目はタイトルだけ、年月は空欄でOK
学歴欄の一行目はタイトルになります。
そのため、年月日の欄は空欄にして、「学歴・職歴」の方へ「学歴」とだけ書きましょう。
その時、なるべく中央に寄せてタイトルに見えるように書きます。
2行目からは、実際に学歴を書いていく事になります。
間違えやすいポイント! 最初の学歴は「卒業」から!?
上の例をご覧ください。
最初の学歴は、「中学校 卒業」となっています。入学ではありません。
ここが非常に間違えやすく、わかりにくいポイントとなってきますので注意しましょう。
例えば中学の学歴から書き始めます場合、その1行目(タイトルも含めれば2行目ですね)は、「〇〇中学校 卒業」がスタートとなります。
逆に、そのあとの学歴は、すべて「入学」「卒業」の順に書いていく事になります。
必ずセットで書いていく事になりますので、片方を省略するのはNGになってしまいます。
■ここがポイント!■
・学歴と職歴は、必ず「入学」「卒業」を順番に書いていきます。
どちらかを省略する形はNGになります。 (例:入学を書かずに、卒業ばかり書く等)
・ただし例外があります。
一行目(タイトルも含めれば二行目)だけは「卒業」からスタートです。
学歴は中学卒業から? 高校卒業から? どちらが正解!?
学歴をどこから書くのかは、自分の年齢や応募する種類によっても変わってきます。
高校生や大学生の場合でしたら、一般的には
逆に、すでに社会人経験のある方の場合ですと、
西暦か和暦か? 漢数字を使うべき?
次に迷いやすいのは、西暦(2017年)を使うか和暦(平成29年)を使うかですよね。
一般的には和暦を使う人の方が多いですが、西暦を使ったからといってNGになるという訳ではありません。
どちらでも書きやすい方で統一して書けば問題ありません。
また、「平成二十九年」と書くか、「平成29年」と書くかですが、こちらも決まりがありません。
ただ、漢数字で書きますと、字数が長くなってしまいます。「年号」の欄は大変狭い履歴書がほとんどですから、漢数字を避ける人が多いのが実際です。
学部と学科の書き忘れにもご注意を! 学科がない時は空欄でOK
また、意外と忘れやすいのは学科名です。
特に高校でいくつかの学科がある場合は、「普通科」なども忘れずに書いておきますのがポイントです。
学科が分かれていない高校や、そもそも中学のように学科がない時は何も書かないのが正解になります。
逆に、大学の場合はどこも学部と学科がありますので、両方を正式に書きましょう。
・東京都立 〇×中学校 卒業
・神奈川県立 〇△高等学校 普通科 入学
・神奈川県立 〇△高等学校 普通科 卒業
・私立ABC大学 法学部 法学科 入学
(特に、高校の場合は学科がなければ、中学と同じように何も書かない形になります。
逆に、大学は学部学科の省略はNGになってしまいます)
在学中はどう書けばいい? 「卒業見込み」はどういう時に使う?
例えば大学生が学歴を書く時に、まだ大学三回生でアルバイトを探している段階などでしたら、書き方は「在学中」となります。
年月日の欄は、今日時点の年月を書けば問題ありません。
逆に、来月には卒業予定で、卒業後のアルバイト先を探しているときなどは「卒業見込み」と書きます。
年月の欄は、卒業する月(3月)を書く事になります。
アルバイトの場合、一般的には2月や3月に卒業後のバイト探しをする時以外は、ほとんど使う機会はないでしょう。
(卒業見込みという書き方は、大学生が正社員への就職活動をする時に使うのがほとんどです)
すでに卒業した後の場合は、普通に「卒業」と書いておけば問題ありません。
途中で転校したときの書き方は「転入学」
また、高校や大学で転校が合った時は、1行目が「入学」、2行目が「転入学」となり、3行目に「卒業」という書き方です。
ポイントは、
「A高校入学 → A高校転出 →B高校転入 →B高校卒業」のような書き方ではない所です。
書き方は、
「A高校入学 → B高校転入学 →B高校卒業」と、転校は1行で済ませる書き方になります。
まとめ
学歴欄の書き方はシンプルですが、やはり書き慣れるようなものではありませんので、意外とミスも起きやすい欄になります。
ぜひ、間違いのない形で素敵な履歴書に仕上げていってくださいね。